鉄分は人間の体内で作り出すことができないので、食物から摂取することが必要です。

貧血

 

貧血

 

貧血は、
血液中の赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)が、正常値よりも少なくなった状態です。

 

血液には、酸素を全身に運び、行き渡らせるという働きがあります。
ここで大きな役割を担っているのが、ヘモグロビンです。

 

ヘモグロビンは、
鉄を含む「ヘム」という色素とたんぱく質が結合することで、酸素を体中に運んでいます

 

体内で鉄分が不足すると、血液中のヘモグロビンの量も減少し、
酸素がうまく体や脳に行き届かなくなってしまいます。

 

その結果、体の色々な機能が低下することになります。

 

私たちが貧血を考えるとき、その殆どは鉄欠乏症性貧血と呼ばれるものです。

 

鉄欠乏性貧血になると、

 

  • 疲れやすい
  • 動悸
  • 息切れ
  • 頭痛
  • 喉の違和感
  • 胸の痛み

 

といった症状が現れ、ひどくなると

 

  • 爪が反り返ってくる。
  • 食べ物がうまく飲み込めない。
  • 合併症(プラマービンソン症候群)の発症で口内炎や口角炎になる。
  • 脳内の神経伝達物質に異常をきたす。

 

などの症例が挙げられています。

 

鉄分を取っているつもりでも、鉄分不足になっている時があります。

 

鉄には、

  • ヘム鉄:肉類(レバー、赤身肉、貝類、赤身魚など)に含まれるもの
  • 非ヘム鉄:野菜(主にほうれん草、春菊などの葉物野菜)に含まれるもの

の2種類があります。

 

この2種類のヘム鉄をバランスよくとることで、鉄の吸収率を上げることができます

 

ビタミンCやB6、B12、葉酸は、鉄の吸収を高めることで知られています。
鉄分の吸収を妨げるものとしては、コーヒーやお茶などが挙げられます。

 

女性が鉄不足による貧血になりやすいと言われる理由には、

  • 体の特徴として、女性は男性に比べて臓器や骨髄に貯めておける鉄の量が少ない。
  • 月経で毎月血液を失う。
  • 妊娠時には、胎児の分も合わせていつもの倍の鉄分が消費される。

などが挙げられるでしょう。

 

古くなった赤血球は脾臓や肝臓などで処理され、
毎日2000億個程の赤血球が新たに造られているそうです。

 

鉄分は人間の体内で作り出すことができないので、
日頃から食事で十分摂取し、体の中に貯めておくことが大切です。